これからの日本政治の宗教思想組織 2

 もう一つ、週刊朝日の記事で驚いたのはこれ。
安倍改造政権支える宗教 集団的自衛権創価学会とはすきま風
 特に驚いたのは、安倍政権と統一教会との関係で、
1 8月26日付で、統一教会の宗教法人としての名称である「世界基督教統一神霊協会」を「世界平和統一家庭連合」に変更することが、所轄の文化庁宗務課によって認証されている。
2 文化庁文部科学省の外局だが、名称変更当時、そのトップだった下村博文文科相は大臣に就任した12年12月以降の約2年半の間に、家庭連合と関係が深い世界日報社の月刊誌「ビューポイント」に3回にわたってインタビュー記事が掲載されている。
3 安倍首相自身も10年、これまた家庭連合と関連の深い世界戦略総合研究所が議員会館内で定期的に開いている会合に講師として参加。その様子は同会のホームページに写真つきで紹介されていた。
4 3月に韓国・ソウルで行われた家庭連合系のイベントで、自民党参院議員がわざわざ祝辞を述べたり、昨年10月に東京都八王子市で行われた家庭連合会長の講演会では、萩生田官房副長官が来賓挨拶を述べた。
 安倍首相の後継者といわれる稲田政調会長も09年に家庭連合と関連が深い世界平和連合の大会で講演を行った。
 衛藤首相補佐官議員会館の部屋を借り、講演をしたこともあった。
などの事実です。
 そもそも、人が氏名を変更する際には、家庭裁判所が、借金逃れではないかなど厳重に審査します。
 統一教会は、霊感商法と言って、組織ぐるみで壺や印鑑を売りつけたり、多額の財産を巻き上げたりすることが何度も裁判所で認定されている札付きのエセ宗教です。
 その団体の名前の変更を認めてしまったら、文化庁文科省統一教会に家庭連合などと言う優しげな名前で霊感商法を進めるのを援助しているようなものですし、それを安倍首相の片腕の下村前文科相がやってしまったとか、とんでもないことです。
 しかも、安倍首相や稲田朋美総務会長や萩生田氏、衛藤氏などが統一教会との関係を隠そうともしていないことには驚きました。
 そして、
「家庭連合から数万票が入り、逆転で当選しました。前回の参院選で家庭連合の支援を受け当選した議員は他にも複数いました」
って、それ、霊感商法で稼いだ金で集めた票でしょう。
 安倍自民党統一教会をも選挙で頼りにしているとは、本当に世も末です。
神道政治連盟だの、統一教会だの、グロテスクの一言です。