最悪だ!

 年間20ミリ・シーベルト以下で安全…規制委が指針
 原子力規制委員会が、東京電力福島第一原子力発電所事故で避難している住民の帰還に関し、
1年間に被曝(ひばく)する放射線量が20ミリ・シーベルト以下であれば、健康上に大きな問題はないとする指針を今月中にまとめることがわかった。

 政府が長期目標として掲げる「年間1ミリ・シーベルト以下」が安全の目安ととらえられているため、科学的な知見を示して不安の払拭を図る。指針には20ミリ・シーベルトでは発がんリスクが十分に低く、適切な対策を取れば、リスクは回避できるとの見方が盛り込まれる見通しだ。
 現地調査を行った国際原子力機関IAEA)も10月、年間1〜20ミリ・シーベルトの被曝線量は許容できるとした報告書をまとめている。
 指針を受けて、政府は正確な線量を把握するため、携帯式の個人線量計を配布する。
 保健師などが住民の健康相談に乗る「帰還支援センター(仮称)」も各市町村に設置する方向だ。
(2013年11月8日03時06分 読売新聞)


 生涯積算被曝量100ミリシーベルトの低線量被曝が、世界的に問題の検証がされているなかで、規制委員会は……いよいよ公の見解で表にだした、何の責任もとれない人間が…。
 県民健康管理調査の闇(岩波新書)によると、年間20ミリシーベルト案は、調査会の事前秘密会議、2012・4・26時点から粛々と話しを詰めていた。
 今後これに追随する、政府、メディア、彼らの利害画策で決められることではない。

 私たちの身体、人間本位に立たない自然が決めることだ。いずれあかされる。許せない気持ちでいっぱいだが、このような時勢に私は騙されない。

http://www.google.com/gwt/x?gl=JP&hl=ja-JP&u=http://www.asyura2.com/13/genpatu34/msg/346.html&client=ms-nttr_docomo_gws_aw-jp&source=sg&q=%E5%B9%B4%E9%96%93%EF%BC%95.%EF%BC%92%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88


 子どもの甲状腺がんから考えられること。

 日本は事故2年半後ですでに、18歳以下の子どもたち21万7000人で43(朝日新聞は44)に甲状腺癌の発症。が確認されている。10万人あたりの有病率は【20】である。
 今中哲二氏のベラルーシにおける、http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/Henc.html、のなかにある。画面下方部にある『チェルノブイリ周辺地域の子供の甲状腺ガンのグラフ』に着目してみる。
 チェルノブイリ原発事故9年後にベラルーシ発症91例がピークである。事故10年後96年時でベラルーシは17歳以下の子供48万3869人(総人口184万951人)← http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/Chernobyl/saigai/Mtk95-J.html
 先ほどの『チェルノブイリ周辺地域の子供の甲状腺ガンのグラフ』の事故10年後96年時点で、子どもの発症83例だ。グラフの年齢が15歳以下であるから、17歳以下48万3869の人口比率を一様と仮定した場合、10万人あたりの有病率は【19.2】となる。
 その間ベラルーシは年間5ミリシーベルトを越える被曝をうけている人もいた。しかも避難移住が政策で進められたのは事故5年後の91年である。食品安全管理が日本に比べ十倍近く内部被曝の危険度が高かった。日本以上の過酷な被曝環境にありながら、日本はしかし!、もうすでにそれ以上の兆候が示されている。

 ということは何を表すか?

 ベラルーシの線量年間5ミリとか(年間20ミリなどは更々論外。)そんなスケール、そんな線量レベル環境では、どうにも『人間の健康は守れない』ということの証左ではないか。そんな環境で5年10年と生活することを「問題はない」と言っている段階で、頭がおかしい。