人をみて、その人の、


人をみてその人を知らずんば頭でっかちな家なき大人

我が身をみて無理からぬ赤の他人もその先に信


整理していた本の頁に目が止まる。加藤周一の本をペラペラめくっていた。
倉田さん。
…独仏両国民がお互いに見つめ合う時、相手の目の中に映る自分の姿を観察することには歴史的に慣れているが、日本国民は他国民の目の中に自己の姿を読むことができない。それは歴史的に日本人が外からは見られなかったという一方通行の関係からだと。

[文書更新]
サンテグジュベリの遺稿のノートを読む。宇佐見英治が素晴らしい翻訳をしている。1936―1944、星の王子様の著者とは信じられないくらい、シビアな中身。当時の社会的歴史的政治的省察を含む文学的芸術的視野、常日頃ノートに記していた手記。「手帖」―みすず書房

 断片数行拾い読みするだけで、んん、うー、とか、あぁ、とか、いやこれは、おかしいな、とか、ざっくばらんな雑記であるためだろうか、内容をできるだけ完全に理解するよりも、推理して読むことで面白い。

 諸々の綜合から編み出された器用さは真理の探求に役立つどころか、おそらくもっと弊害を及ぼす。ほんとうの理知とはそんなものではない。もし私が口から生まれたように器用で言葉の操り師であれば、いかにも人の気を引く風情でどんな因果の建築をもお目にかけられよう。そして私はいつもこの誤ち(もっと正確にいうならその無効性)に満足している。とはいえ何より新しい事実を ― 言葉の器用さによって ― 回収すること(すなわちそれによって説明すること)ができれば、私は自分の主張が有効だと信じるかもしれぬ。それは教育的な有効性ではなく、未来を予見させるダイナミックな効果であること。

∵現代はネット内の言語でたやすげに編集できるから、この文面をみつけ、当ブログ筆者のあやまったやり方を指摘されているようだ。そして次の行ではいきなりこんな文。


 偉大な医者はそれぞれの不快をすべて説明する要石(教育的な)を推論によって発見するもののことではない。内部の単一(ユニット)に対して直感を持つもののことである。

∵読みにくい文だが、忠実に訳した翻訳者が悪いというよりも、あちらの言語か、著者の言語思想展開に因ると思う。続いてこんどは当時のファシズムや戦争に対しこんな言表をつづる。

 私は歴史のなかに法則を発見しえず、また戦争やヒトラーの出現やスペイン内戦の解決のような一連の ― 従って言語で捉えうる― 現象が、 ― これは経験でわかることだが ― そこに目的論的、もっと正確にいえば、決定論がなく、意識があるからだ。歴史的予見の不正確さと裏腹になった統計学的正確さ(保険会社)、それこそ意識の特徴だ。
(省略)
他の人々が行動と夢を分かつように、彼らは思想と行動を分離する。彼らは分析家や歴史家の仕事をしているのだ。もちろん生の歩みのなかに入りこむことは彼らにできない。

∵どこか形而的な怖さを感じてしまう、よく、わからない部分と、よく感じる部分とある。統計学はナポレオンがさかんに活用し、幾何学同様、フランスから発展したと聞く。



 最近誰かの思想的思索文が怖くて読めない。なんとでも都合よく解釈しポリティクイズムに利用していく様子を目の当たりにするからだ。ところで、今、日本のインテリやもの書きは何をしているのだろうか?。いるには違いないが何してんだかわからない。一般メディアが今日において失墜の一途をたどり、時代の風潮に誰も彼もチェックが入れられず、わからないまま、盲目なまま、大衆はそれぞれの潮流のなか、そうした徒党集団に巻かれていく。国政選挙の時期だから、自分がそんなことに気をとられているからか?。お祭り騒ぎまつりごとブログに参加してしまったせいでそんなことを感じてしまうのかもしれない。しかしながら政治的利害価値とは全く無関係に、第三者としての立ち位置でチェック機能を果たす社会的役割を担っていたマスメディアは信用が失墜しているようだ。まつりごとのブログに送られるコメントを読むと…。
 だったらジャーナリスティックからペンを執る物書きはどうなのか?現首脳に集うツイッタの意見は、日本にいながら内部批判の発言をする人々は売国思想に侵された左翼集団。なんだとか。「左様か、んならそう見てくれて結構ケダラケあんたの頭も…だらけ」とかいいかえしたくなるが、まぁ、口汚いながらなんとなく私にない品格という素質は、少しは感じる時がある。あくまでも最も良く言ってまでの話しだが。
 世の中を包摂し、歴史的判断能力を視野に持ち、社会的文化的現況を適格に批評でき発言できる秀逸した物書きは、もういないのだろうか?
 日本はこれから衆愚政治入りしていく気がしてならない。政治に関してあまりに疎い私ですら、そんなふうに感じてしまう。ブログなどに混じりいともたやすげに発言していたんだから、(いくら違うことを意見したところで)自分も同じ域のむじなである。
 賢明に時勢を見抜き、言葉にし、決して外部の権威や利害や、チヤホヤしたがる人々に眩まされず、可能な限り個人が、それを拒否し続け、そうして書けた人は日本にはもう、いないのかもしれない。それはとても怖いことだ、と感じる。

 話しが逸れた。サン=テグジュベリ。彼のみたヨーロッパ社会の背景がどんなものだったか把握しないまま、勝手に本テクストを抜粋しても自分がペラペラだから、もっとよく習います。またいずれ記事に掲載する予定。

 
 エレカシ

http://m.youtube.com/watch?v=jHmpt5et9bk





Let me sing a song for you / TIM BUCKLY   


僕の心の中に長い間居たあなたの
探していた僕の笑顔に
振り返るたび、走り去るたび 僕は叫ぶ
僕の愚かな方法を、これ以上知るにはあまりにも若すぎるけれど

僕の世界には 大胆不敵な悪魔が踊り
どこにでも、僕の魂を置いていく
この世界の隅々に、平和を見つけるまで
僕はどこでも歌を、歌うことができる
もうこれ以上のことを知るには あまりに若すぎるけれど

冷たい風が蓋をする
僕の目の周りのすべての星空を
遠くの町の背後には悲しい呻き
そう、人々の持ってるふさわしい場所で
ああ、僕らが愛し、聴いてやまぬ讃美歌を

だから僕はあなたのために歌を歌うよ
わずかな僕らは1日たりとも手放せない
僕はあなたのために歌を歌うよ
とても長く知られているそうだよ
ああ、どうかあなたは、その時代を見つけておくれよ

http://www.youtube.com/watch?v=2vRl-hKmEjs&feature=player_embedded#!

In my heart is where I long for you
In my smile I search for you
Each time you turn and run away I cry inside
My silly way, just too young to know any more

In my world the devil dances and dares
To leave my soul just anywhere,
Until I find peace in this world
I'll sing a song everywhere I can
Just too young to know any more

The wind covers me cold
The starry skies all around my eyes
Far behind the city moans
Well worthy of the people there
Oh, the psalms they love to hear

So let me sing a song for you
Just to help your day along
Let me sing a song for you
One I've known so very long

Oh, please could you find the time



Patti Smith





/、/、/、/、/、/、/、。
とことこ歩いて帰ってる。

  ミニマル3曲

かなり船酔いする気分が悪くなる(スティーライヒ)カースケイド奏法、そんな奏法が、あるのかしらんが、、

http://www.youtube.com/watch?v=qKXy1FPTdvg

心地よい
http://www.youtube.com/watch?v=zLckHHc25ww


  +++

http://www.youtube.com/watch?v=WmX_GgozpQs
わからないが、アインシュタインのこれは、お気に入り。音が悪い。なんと言ってるのか知りたいが恐らく、彼の言葉と思うが、いまいち音が悪くて残念。