彼とはまだ全然話し足りてない。

   日記


詳しくは語れないがある人に逢いに遠出した。いろいろ語れたひとときは、とても大切なものだっ。

帰路の電車の窓からボゥーッと外を眺めながら様々のことを考えていた。

田んぼに水が張っていた。

駅を出、自転車を探した。手に鍵をぶらぶら下げて歩く。留めておいた場所さへ忘れてしまった。行動不信にかられながらいつものことだと諦めた。傘も帽子も腕時計も身につけるものはすぐにどこか行く。ただただ呆れるばかりだ。
 袖を通した服さへ、銭湯、仕事のロッカーや靴箱に、何着も押し込み、ポケットをまさぐり何かを探す。何往復もしながら、何処いった!何処いった!とあわてふためき、一時間近く探して回る。週に2度も3度も毎度のように当たり前の日課だから、もぅどうしょもない。


★★★

石原吉郎という詩人がいる。彼の一篇の詩がとても好きで今日たまたま思い出し、メモストックから彼に贈る。



 「いちまいの上衣のうた」


おれは 今日

いちまいの上衣をきてあるく

いちまいの上衣をきて

おれがあるく町は

同じく絵のような

いちまいの町だ

いかなる日におれが

条理と祝歌を愛したか

いかなる日におれが

往環と門を愛したか

おれがあゆみをとどめるとき

旗は暗檐たる棒のごとく

未来は永劫

かたむけるままだ

おれは 今日

いちまいの上衣をきてあるく

いかなる日におれが

指と指ぬきを愛したか

条理をくり展(の)べては

やさしげな火をかき起こし

いちまいの魚(うお)を

うちかえすとき

町はかがやいて風洞のごとく

いちまいの上衣に

やすらぎがあるばかりだ

おれは 今日

いちまいの上衣をきてあるく

まさにそのことゆえに

愛はひたすら町をあふれ

帆のようにおれは

夕暮れをはらむのだ




★★★

、僅かな生の内にとどまる君とはまだまだ全然話しが足りてない。詩を書く人ってのは、自ずと吐く言葉をパシッと決めていきキメテイク。かっこよく決まるから端からみてて羨ましい。とにかく詩も私も一巡しながら堂々巡りしてるばかりだから詩を書けそうにはないが。

彼ならやれる気がする。

落とさないでおこう。
ポケットの携帯は

そして、

   貪欲に
   外に向け
   
   そして
   いつか、
   自分を
   しるだろ


★★★

 明日も明後日も朝が来る。真昼の陽を仰ぎながら、やがて夜が訪れる。夜は、ひとつひとつを保たせながら、世界はいつか消えて亡くなる。不二の不帰の身近な人たちへ、残しておくことはそのどんな些細なことでさへそこから、ま新たな覚醒が巻き起こるだろう。

 わたしの知らない誰かに託されて、再生されるなら、創造することってのは、やっぱヤバいくらい面白いよ。なんにもできてないがな。自分は。…まぁ

こちらの曲のほうが
今日はピッタリだな

03:45もう、寝る /OWARI

http://www.youtube.com/watch?v=4ech6pZoBJ4


(((((( ★ )))))))
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‐/★★★★\-


to be born again
to be home again
in another time
in another place
in another face

… … … ……zzz.