12/24

「人間の、個々の実地から送り出す基が確固として無い限り、小綺麗なうわべばかりをスリップしながら、街は地盤沈下するばかりだ

舌の、言の触りだけをただただ他の心の素地に触れることなく、撫でられ浮き足だち、人身の頂から崩落していく

双岡古墳から夜の街を見渡しながら私は、あらゆる創作物が人間の個己の肉体の地に根を張ることを願って止まず。黙って眼差し、口を詰み、世界を見つめても、本当のことを言えない、(例えば子どもたちの)、そのかほそい声に心を差し入れ、聞き分けそして、感じ分け与えること

詩人であるとは
詩を書くということは
どういうことなのか?

言えることをひとつひとつ記に綴じながら



星`の名前をポケットに差しいれた―--ホシ`たちの
***********************kakonohosi----------
流れた・星の、天を刺します我は針として、夜空の最上部にて燃え尽きた
***********************kakonohosi----------
かすかな星針(せいしん)そして、抜け毛

このペンとして

わずかばかりに君の網膜をこの筆跡が 一瞬のヴィジョンとして流れた

埃の針が天を刺し その一瞬間にその前後に 私のみが居た 見逃すまいと

願うことがままならぬこと一瞬のヴィジョン  埃の

 ☆

ここに君の あのゆるやかな光跡 画上に誉れし 字体のイメージ 言葉に含意をゆだね 淡く残る流星痕・ 

ゆるやかなる光跡 誰もがすばらしいと感じるものだと
そして天に撞かれた 大人びた星星たちがざわめいていた

不動の正確さでゆるぎなく時と宙を廻りながら

天文学’として流れた(・・・)星たちは阻害された歴史があったのだから・・・ 

(一点の星が流れた!)

詩は

詩は
自分にしか分からぬホシの気がした 



************************************
スタバで今晩弟と別れた。再び長野に戻った彼は、 「今度はアイカタも一緒に連れてくるから、来年もまた宜しくね」
「まぁそうなるといいけどな、じゃな」
***********************
イブのクリスマスを迎え、辰巳の変わり目を
美しく見守りたい気持ちです。

今年はこれでお仕舞い。


/