東北で呑まれたひとりの女だった 久野めぐみ 

部屋のあちこちで考える。立ったり座ったり部屋の灯りをつけたり消したり音楽をかけたりとめたり、記録しているマも魔も、同じ事を考える
/8年前、彼の女がこんな言葉をもらした

/イラナイ人間ッテイルト思ウ?


/誰からかそんなふうに言われた?自分がそう思い込んだだけだ!。そんな全部ウソだ。関係ないよ。世間や他人が保身で利害で言って、ほめたり、けなしたり、からかったり、評価したり、もばかげてる。世間も社会も他人もあなたのことをどうのこうなどウソか冗談だ、ありえない、許されない、くだらない、そんな奴がいたら、そいつこそ、イラナイ人間。

東北で海に呑まれたひとりの女だった 久野めぐみ 



ぼくあ空を見上げて、想う ザンザラバラバラ ザンザラバラバラ と 
火の粉が落ちてくる。
 
.538r0−



>.<>・><.<>・>.<>・><.<>・>.<>・><.<>・>.<>・><.<>・>.<>・><.<>・>.<>・><.<>・

  ポールゴーギャン ノアノアノアノア ニッキ



琴 痕 観
中国の画家たちに
北京大学で会う 

キャンパスはまだ
いまだ開いてない
のに
画塾で

絵もゆわれぬ
絵を編むつもりでおるのです。

誰にもぶログで
見せない
なぜって
画像を送るすべしらぬ。

いじらしいけずな
京都人たちを
はにかみながら
ながら

このまえ

磯村のけりをつけんがため

ゴーギャンを初めて
目のあたりにした。

黄色いめがねで
涙を隠した

あふれんばかりの
人間愛を

涙で隠した

「我々はどこから来たのか、我々は何者か、我々はどこへ行くのか」

あの一枚の絵は
どんなスクリーンの
光の色より
もっともっと

自分の一生を変えるくらいの力を持つ絵だった。

何がいいかとか
悪いかとはではなく

僕が絵がすきだったのはこのことか・・・

っていうか言葉でどういったて始まらない。
あの一枚の絵で

何十もの詩や
思想や
観念が
出てくるものも在るかもしれへんけど
固定された絵に向かって言葉はいらない

それでいい
好きなんだ

あの黄色
赤いタヒチの恋

生の人間に匹敵する

絵が描きたい

************************************************************************************


2・13絵師と仲間と歩く
有意義なもの、有益なるものが、私の望まれることとあべこべであってはどうにもならない。私がある時、感動したり、悩んだり、怯んだり、恐がったりといった出来亊についていろいろ記しているのだがー体これは私が望まれることとどう関わるのか?
ある日の出来亊、絵師とその仲間に同伴し人気のない田舎の川をつたう。、
堤坊に登るまでのわくわくした気持、登りつめた一瞬の広く見わたす眺望の驚きはやはり川の魅力である。向こう岸に小高くそびゆ山谷は手にとどくぐらい左右に大きく広がっている、山肌に生える冬木立ちが根幹をくねらせ、毛細に枝を広げる。色は灰色く赤らむも千差万別。所々に生え揃う杉林の整然とした静けさや岸辺に群生する灌木のたくましさ、せせらぐ川瀬もとりどりに緑を繊りなし水の色とはいやはや定まりのつかぬも美しいものに見え、。

しかしそうした景色、我々が美しいと感じるところの景色についてだけ、この曰のことを記すにとどまるわけにはいかない。
私たちが堤坊から川岸に降りたたずむまもま私は不意に異物に目を見やる。
川の中に真赤な海うしか、ひとでか
すると間もなくビニールの大きくふくらんだ風船らしきものが数mはなれた川瀬の草蔭に転がっているのに気づく。そしてそのどちらもが以前はひとつのものであったことが判明する。犬か猪か少しも判別はつかなぃ程原型をとどめていないのであるが臓物だけが霧呈するあまりのグロテスクさに、身の毛のよだつのを感じ、決してみなにそのものの存在を知らしめずに、黙って私は目をそむけた。
私は今晩、夕食に焼きそばをつくり、皿に盛ったそばとあのものとがシンクロしたことにおかしさを感じこのことを記しているのであるが・・。全く食欲をそがれた。
そこでいろんなことを考えてしまう。
ー体美しいもの、醜いものとは何なのか、それは人間の(私の)感情レヴェルのはなしではないのか?自然界は決してそのような感情レヴェルで左右されるものではないだろう。。師がよく言っていた“感情ではなく、冷徹に物理的にモノを視よ。”その言葉の意味するところのものをこの経験で思ぃ悟ったのだ。あるいは父の現代廃物・異体観(すべての関係に従しない、外界とー切において断絶した一個のモノ。)といった考え方を導く

文学ではこの異物について何事かを言葉にしなければならない。おぞましき人間の何たるかを語らなければならない!動物の自然死体を決して醜いものとは思わなかったはずの自然人たちのことについて私は考える。現代文明人は彼ら以上に満腹になるほど多くの死体を食べ生きながらえていることを決して私は忘れないでおこう。


************************************************************************************

G-love&Special Sauce
http://www.youtube.com/watch?v=E28PYI3fbkQ&feature=related

10,000 Maniacs / Because The Night
http://www.youtube.com/watch?v=H14R4ZsMM0E&feature=related

PATTI SMITH / smell like a teen spirit
http://www.youtube.com/watch?v=M_ciiCyxOJA&feature=related

血に、紅茶をそそぎながら のどもと とろける セシウム 


タイバンした遠藤ミチロウ

 福島へのタイトルつけたBOB-DYLAN…を天国の扉で叩いている。
http://www.youtube.com/watch?v=xaoYlxBG55M