師走の向日葵


<>*<>*<>*<>*<><>*<>*<>*<>*<><>*<>*<>*<>*<><>*<>*<>*<>*<><>*<>*<>

もしや君の化合物はあなたがたのために乗るべき衛星たちの軌道を渡る

一週間での損失の引き出しから市場目撃者のデペイズマンの長い冬から

恋人と一緒に戻ってきてよその日のセーフティブーツを履きながら行く

お祝いを受け入れてほしいの又とくるその戦に壁をぶち壊した私の頭上

夜に出て来たイブが百回壊していくセメントで固めカンニングしながら

資材のニーズを分け与えるゆっくりとした足取りで私たちを殺すために

ブドウの葉の炊飯器の炊けたコルドンブルーがいくつも春を巻きつける

封じ込められ離反したその愛は心もと無いの最初のクルーアンの血の杯

臆病者には暴力の使用方法をわからずに奇抜に遠く離された愛の欠陥が

あなたが話しかてくるから通りの頭上に落ちた千切れた手足を見ている

西から濃い衰退の途を過ぎる車の数数がわたしたちのしたことの歴史を

誰しもの全人の踏破を記録した彼らの右手に井戸があり左に住居があり

彼らの給与が誰しもの耳にする心無い元手のうちにあることを開示せよ

2016 2 Feb.<>*<>*<>*<>*<><>*<>*<>*<>*<><>*<>*<>*<>*<><>*<>*<>*<>*<><>*<>*<>*

かのこえにさそわれて
かのこえにかわりながれ
きこえきえゆくときは
すぎさったあしおとは
たどりめざすは


りくとうみのせまいひたいのなかでへいおんとこどくのにんげんのぜったいりくとうみのはざかい、はいいろくひくくたれこめたくもが、遠い地平のかなたにそそくさとちっていく

てんくうににぎりつぶされたあまつゆはこいしきほとほとと遠い地平のかなたにちっていく

よこできいたわたしのるーずなふきさらしのねとおんりつを、なんとなくかなしげな 憑かれた


ことばをもじを
しっくさせれた
からっぽのくち

しかくいふうせん
わられたそとから
ふくろのしかくい
ふうせんのひたい

じゅうきょのとびらをかしめたひとつのか細い茎が、まばゆいひかりのなかを、、顔いっぱいにふくろをはりつけ、ふゆさなかのひまわりが肩のわきをかすめる
いしだたみのざっとうのほどうをしにぎわのおちばをはきながらほとほととさえずるきいろいこえのするほうへ、耳をそぼだて顔をむけ、無数のしかくいふくろのふうせんのくちをかおいっぱいにうめこみ向日葵が、夜の師走に向日葵が咲いていた


とぎすました過去の
名前のない人々を
蒸散させながら
強かに笑い
踏み歩み
とどむ