■
よきよきやよき、われもこう、
よきよきやよき、われもこう
かなしみはゆうべのことのようだ、見上げれば月は、ほほ笑む、ぼくらを眺めている、はずだがきょうは雲隠れだっ。
のきしたにうずくまるこどもがいた。どうしたのだろうか?とちかづいてみると、なんだか…ただのガーデニングの花が鉢に植えられていた。
フーン、おどろき
あぁただの幻想
「でも、それ、見てるんでしょ?」
歩けば所々でイリュミナシオンがまたたいている
こどものみたけしきが
音のない路地から
きこえてくる
この静けさがたまらない
ひとつの物事をじっくり仕込むときだ。寒いヨキであれば温められるものがあるだろうから。
ヘドホンをもいちど、両の耳にふさぐ、軽快なアドリブギターにめぐりあう、ラジオを聞く。
じっくり仕込むことのできる寒きよき、
よきよきやよき、
よきよきやよき、
よきよきやよき、
われもこう
帰途少し着込みすぎたな
暖かい師走のひととき。