わからないまま あとになって 失う者の 手にかけて 切り抜かれた陽の光 片重(かたえ)の窓から 差すゆっくりとした摂動で 互いを潜り抜けていた 両の環が間隙を縫っていく 空が人差し、人差し 示し合い 矢と目のその眉間に 五色の聡明な糸がよられる ひとつ…
朝の光を背にくるみ 私の歩く かげうつす 首から頭を持ち上げ 黙って見下ろせ! 何ソレ未知か! 直須足下無一糸去(−本の糸ほどの足跡も残してはいけない) 素足で歩きたい、 地球の足ウラにまかれた 海浜の砂つぶ 泥水に溶かれた砂模様 水たまり またいで歩…
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